20年以上勤めた会社を辞めたことです!
いちばん良かったのは、ひとつの組織に所属することからの解放感。
長く勤めれば、それなりに関係は築ける。
先輩や後輩、部下でもあり上司でもある立場。
仕事を任される責任感もあって、早朝は米国西海岸とのZOOM会議、
日中は日本のお客様対応、夕方は欧州の会社に電話して、
夜は米国東海岸の会社とZOOM会議。
いつ寝るの?というような、
そんな24時間体制(昭和のサラリーマンか?笑)も、当時は楽しいと思えていた。
ただ、40代後半になり、
この働き方には体力的にも限界を感じてきた。
そこに追い打ちをかけるように、国の予算の都合で注文数が倍になり、仕事も倍増。
とはいえ、それは企業努力の結果ではなく、単に国の予算が増えただけ。
つまり、会社の実力を超えた注文量だった。
もちろん会社員なので、注文が倍でも給料は増えない。
このまま続けたら、自分をすり減らしていくだけだと思った。
注文が増えたのだから、誰かを雇えばいいのかもしれないけれど、
教育にも時間と労力がかかる。
その現状を細かく説明する体力すら、無意味に思えた。
辞める時って、静かに辞める、というのは本当だなと思った。
愚痴を言っている人は辞めない。まだ改善するできる期待があるから愚痴を言う。
本当にそうだと思う。
自分はもう、「この会社の改善のために」自分を消耗しなくても、
他でも稼げると思えた。
ひとつの組織の中で役割を全うする人生も立派だと思う。
ただ、自分は、他の選択肢も考えたくなった。
また新しい物語を始めればいい。
健康な心と体があれば、何だってできる。
その感覚が、辞めること、の不安を上回った。
ひとつの物語を終えたあとの解放感は、
想像以上に穏やかで、心地よかった。