東京から四国に引っ越して、約1か月。
Google Mapを見ながら近所を歩き回り、ようやく方角や土地勘的なものが、ざっくり分かってきたかな、という感じではある。
とはいえ、細かい道はまだまだ。
で、ふと思った。
──これって、Google Mapに頼っていたら、長く住んでもずっと覚えないよね、と。
地図を見ながら歩くと、目的地には最短で着く。
迷わない。
でもその分、道や、目印の家や看板を覚えようとしない。
つまり、道を“自分の感覚”として覚える機会を失っている。
考えてみると、これはちょっと逆説的だ。
道は、間違えるから覚える。
むしろ、間違えたほうが、記憶に残る。
私が、慎重に、間違えないように、正解(最短ルート)に沿って探しているうちに、
迷ったり、間違ったりする人のほうが、新しい発見をしたり、
道行く誰かに聞いたり、道中も楽しみながら、
かつ、先に目的地にたどり着いていたりするのかもしれない。
寄り道や迷い道の中にこそ、
地図には載っていない発見があって、記憶にも残る。
つい“正解”を探しがちな自分だけれど、
目的地はだいたい決めたら、Google Mapは使わずに、
ぐるぐる歩き回って、間違えて、寄り道して、
その中で気づきを得るくらいで、ちょうどいいのかもしれない。
なんとなく、そう思った。