
東京と名古屋の違いを振り返ってみると、
都市そのものが持つ「流動性」と「均質性」が、
人の価値観や人生モデルにも影響していることをあらためて実感しました。
どちらも大都市ですので、(当初の想像通り)日々の暮らしそのものは大きく変わりません、
価値観に関しては意外と違うかも…と感じたのが正直なところです。
東京は、人口が多いだけでなく 価値観の種類がとにかく多く、
人生モデルが分散している。
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結婚する/しない
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子どもを持つ/持たない
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家を買う/買わない
- 共働き/専業主婦
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ずっと同じ会社/転勤や転職で動く
こういった人生の選択肢の“正解”が分散していて、
どの生き方も多数派・少数派と呼びにくい空気があります。
家を買うにしても、
「価格的に買えない」
「買うメリットを感じない」
「賃貸で身軽に動ける方がいい」
という人が普通に多くいて、住宅購入そのものが“人生の1つの選択肢”に過ぎません。
名古屋は地元志向が非常に強く、
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地元で大学
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地元で就職(支店採用の文化?)
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地元で、実家の近くに、戸建ての家を建てて暮らす
という 「地域の一本筋」みたいなモデルが、まだ力を持っています。
しかも、愛知には
トヨタ自動車、三菱重工、デンソー、アイシン
といった安定した大企業が集まっていて、
昭和的な「正社員・持ち家・家族」の価値観が現実的に実現できる環境があります。
だから“結婚して家を建ててこそ一人前”みたいな空気が残りやすいし、
東京と比較したら価値観がとても均質なコミュニティが形成されやすい、
まとめると、
東京
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人口が巨大で流動性が高い
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多様な価値観がぶつかり合う
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1つの生き方が“正解”にならない
名古屋(愛知)
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地元志向が強く、コミュニティが安定
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大企業が多く、昭和的モデルが維持される(今のところ)
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“こう生きるのが普通”という雰囲気が生まれやすい
どちらが良い悪いではなく、
一見すると、同じような都市の生活を送っているように見えて、
土地ごとの文化や背景によって「当たり前」がこんなにも変わるのだと学びました。
そして今は愛媛。
ここでは、またまったく違う風景や価値観、暮らしのリズムに出会えるはず。
移住ではなく転勤だからこそ、現在いる土地を、また、かつて自分が居た場所を、
客観的に捉えることができます。
また、「いつか帰る」ことが前提にあるから、合わないと感じる部分が万が一あっても、
心に余裕をもって受け止め、楽しむことができる。
その距離感が、むしろ土地との向き合い方を豊かにしてくれるのかもしれません。
この土地で、次はどんな気づきを得られるのか──それが楽しみです。