四国に引っ越して感じるのは、
イオンなどの大型スーパーやドラッグストア、ファミレス、スタバ、マックといった
大資本のチェーン店がどこにでもあって、標準化されてるな、って思う。(観光地の一部エリアを除いて)
個人でやっている居酒屋やバーやスナック、定食屋さんなど、店主の個性を活かした、あるいは、街の特産品を活かしたお店が意外と少ない印象だ。
何でかな?って考えた時、
車移動社会、人口減&高齢化は大きいと思う。
東京と比べると、人口が圧倒的に少なく、電車やバス移動よりも、車移動が基本。
公共交通機関が中心ではないため、
「仕事帰りに一杯」「駅前で飲み会」という文化が根づきにくく、
また、車での移動が前提だと、飲酒ができないため、
居酒屋などの業態はそもそも成立しづらいののかもしれない。
瀬戸内海沿いの観光地や温泉を離れて車を走らせると、
四国にいるのに、埼玉県の北部あたりを走っているような錯覚を覚える。
道路も公園も整備され、大資本のフランチャイズチェーン店が並ぶ風景。
整っていて、安心感がある一方で、
「どこにでもある」景色が広がっている。
さらに、人口減少と高齢化。
若い世代が少なくなることで、
新しいお店を開いたり、知らない味を新しい事を試したりする層が減っていく。
結果として、**「いつもの場所で、いつもの味を」**という消費行動を取る層が増えていく。
そうなると、
全国展開のチェーン店のような、
「安心して入れる」「味も価格も想像できる」お店が強くなる。
一方で、個人店は資金面でも宣伝面でも不利で、個性を出そうとしたら高くなるだろうし、
冒険するお客さんが減るほど、その立ち位置は厳しくなる。
「ここにしかない味」「ここにしか無いモノ」よりも、
「どこに行っても同じ安心感」を求める傾向が、消費者に強まっていく。
それは便利でありがたいことでもあるけれど、
街の風景を少しずつ均質にしていく力にもなっている。
それを、標準化とか、安定とか呼ぶのかもしれないな、
そんな風に感じた。