
四国に引っ越して数カ月。
ようやく自分の生活リズムには慣れてきて、
最近は“人間関係の風景”が徐々に見えてきたかな、という感じです。
私は東京→名古屋転勤も経験したことがあるので、
やっぱり 「転勤」なのか「移住」なのか の違いは大きいと思います。
移住者は、根を張る覚悟でその土地に入っていく。
人間関係のハードルも高いし、地元の歴史や空気を読みながら、
少しずつ信頼関係を築いていく必要があります。
一方で、転勤者は 外様ポジション。
「いつか戻る前提」なので、支店の派閥や昔から続く人間関係(誰と誰が仲が良いとか悪いとか)には、踏み込まなくていい。
深いしがらみがない(知らない)分、心理的負担は全然ちがう。
実力面では期待されるけれど、内部政治には関わらない——
求められるのは“仕事”であって、「派閥への忠誠」ではない。
また、お局さん(死語?)のように、自分にとっては正直付き合いづらい人がいても
「まあ、いずれ離れるし」という前提があるだけで
自然と心の余裕も生まれます。笑
文章にすると、
“地元の輪に入りきれていないさみしい人”のようですが、笑、
名古屋にいた頃を振り返ってみると、
外様は外様で、ほどよい距離感のおもしろさがあると思います。
たとえば、
長年ずっと紙で続いていた一部の業務を、
「これデジタル化したほうがよくないですか?」と提案して、
実際に進めることができたこと。
古参の人ほど、
「変えたいけど、変えると色々言われるかも…」という恐れがあって
なかなか動けない。
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「始めた人の顔をつぶすかもしれない」
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「変えて問題が起きたら、自分の評判が下がるかも」
そんな“見えない圧力”が、長く組織にいるほど重くのしかかる。
でも、外様で来た自分は、
しがらみの外側にいる+責任も“新しくきた転勤者の案だから”で中和される
という、絶妙に自由なポジション。
だからこそ、新しい風を入れる“触媒”になれた。
古参が言いづらくて手を出せなかったことを、
「何も知らない転勤者」という顔で、代わりに動けた。
結果はうまくいって、
みんなの仕事も大幅に残業が減って、喜んでもらえました。
四国で自分は何ができそうか?
地元の空気を大切にしつつ、新しい視点を届ける、
外様であることの“軽やかさ”を活かす余地はある気がしています。