東京23区から愛媛に転勤で引っ越すことを友人に伝えたとき、
反応が大きく3つに分かれることに気づいた。
ひとつ目は、「面白そう!遊びに行くね。誰かがいないと四国ってなかなか行かないから、絶対行きたい!」という前向きタイプ。
ふたつ目は、「面白そう、行ってみたいな(でもお金もかかるし、子どものことや仕事もあるから、行けないな)」という現実派。
そして三つ目は、「新しい生活、頑張ってね。」という距離を保つタイプ。
もちろん、どれが良い悪いという話ではないし、
ネガティブな言葉を言われた訳ではない。
たったこれだけの会話にも、相手が発したちょっとした返事に、
その人の「人生へのスタンス」や「好奇心」「新しいことへのオープンさ」が垣間見える気がした。
そして、ちょっとした発言に案外、自分のスタンスって漏れ出ているものだな、
とも思う。
誰かが離れていく場面で——転勤する、転校する、転職するなど——
私はこれまで、どんな言葉を、どんなトーンで声をかけてきたのだろうか……
そんなことも気になった。
少し前に読んだ『アルケミスト』の登場人物たちにも、似たような分類があった。
――自分の夢が何なのかを知り、それを叶えようと行動する人。
――夢はわかっているけれど、怖くて行動できず、「夢を見ているだけでいい」と思う人。
――そもそも自分の夢について考えようとしない人。
今回の友人たちの反応も、それにどこか通じるものがある気がした。
ひとまず行動してみる人。
行動したい!と思っているだけで満足する人。
夢や変化について考えないほうが楽だと思う人。
約20年前、スマホが出始めた頃や、LCC(格安航空)がまだ一般的でなかった時代なら、飛行機に乗るのも、誰かと会うのも、もっと大変だった。
でも今は、スマホひとつで飛行機も新幹線もホテルもすぐに予約できる。
時期を選べばリーズナブルに行けるし、日本国内ならどこへでも行ける。
行動する事の物理的ハードルはかなり下がっていて、自分の気持ち次第だ。
「新しいことへのオープンさ」や、「新しいことに向けて行動力を持つこと」が
唯一に正しいわけではない。
ただ、どう生きたいかは自分で選べる。
どんな選択もできるし、その選択はいつでも変えられる。
私は、そんな自由な柔軟な自分でありたいと、
友人たちとの会話を通して思った。